バイヤーのTAKAHIROです。LA滞在10日目。
LAは毎日、朝起きたら晴天で20時頃まで明るいので元気にさせてくれるなーと実感しながら過ごしています。
僕のブログやinstagramでも触れているBUYMA。
僕にとってBUYMAは、バイヤー事業を行う上で欠かせないプラットフォームであり、
独立するチャンスを与えてくれたプラットフォームでもあります。

これを読んでくれている方の中にも「起業したい」「バイヤーをやりたい」「好きなファッションを仕事にしたい」
と思っている読者さんもいらっしゃるかと思います。
今回は気になったであろう僕が「BUYMAを始めた理由」と「BUYMAで独立できるのか?」
について書いていこうと思います。
ちなみにこの写真は、LA渡米前日くらいの写真。もうだいぶ昔のことのように感じます。

毎月、赤字の超貧乏暮しで身も心も仕事も不安な日々
僕がBUYMAを知ったのは約5年前。
その当時、僕は29歳で30歳という節目を迎える年の直前でした。
結婚1年目だったのですが、給料も30代にしては非常に低い収入。
初めは、結婚前に購入していた洋服を毎月、売り続けて何とかしのいでいましたが、それもやがて底を尽き、
いよいよ光熱費の支払いができるお金が無くなりました。
とにかく借金だけはしたくなかったので買ったばかりのロードバイクを売ることを決め、
即日下取りに来てもらうことに。
当時のロードバイク市場は人気があり、「安くても3万円くらいにはなるだろう。これで今月は何とかなる。」
とそんな淡い期待を抱きながら買取金額をお伺いすると「5千円ですね。」との回答に絶句。
2月の寒い冬の時期で雨も降っており、まさに身も心も寒く冷え切った瞬間で
自分の人生に絶望した瞬間でした。

今思えば、ここで僕の中の何かが変わった瞬間でもあり、今でもこの時のことは
記憶からなくなることはありません。
あの時から今、
自分はどれだけ人生を変えることができているか、前向きな人生を送れているのか
を2月になると確認しています。
結局、そこから1~2ヶ月は妻のご両親から
お金を借りて何とか生活をしている状況でしたが、この時期は、自分が過ごしてきた人生を後悔し、絶望し、
「俺って仕事もできず、親のスネをかじってきただけのただのダメ人間なんだな。」
と置かれている状況と自分の立場をただ冷静に考えていました。
そうして過ごした時間は苦しかったですが、少しでも収入を増やそうと毎日、色々調べて行く中で自分の知識や経験を生かせるものは、
ファッション一択。

そこで「ファッションに関わるネットショップをしよう。」と考えた僕は、片っ端から調べ始めました。
多分2~3週間は調べてたような気がします。出店は楽天なのかyahooにしようか、自分のネットショップを作るか。
取り扱いアイテムは?在庫持つなら資金はどうする?
そんなことを毎日毎日、出勤の電車、休憩時間、帰宅時の電車でずっと考えていました。
そしてある1つのLAブランドを取り扱うと決めたことから自体は大きく変化していきます。
次回のブログでは、ついにBUYMAにたどりつき、徐々に人生が変わっていく瞬間を書いていこうと思います。